サンボー・プレイ・クック遺跡群はアンコール遺跡より車で約2時間の地にあるカンボジア中部に位置する7世紀の古代都市址です。アンコール・ワット建立の500年も前に築かれたヒンドゥー教寺院群と,一辺2kmの都城の痕跡が明るい木立の中に佇んでいます。東南アジアにおいては同時代の遺構がほとんど失われた中にあって,まとまったかたちで煉瓦造遺構が残された歴史的にも貴重な考古学サイトです。

 

 

 

 サンボー・プレイ・クック遺跡群保全事業は,この遺跡群の研究‐保存‐修復‐文化観光開発に2001年より取り組んでいます。奇跡的に残されたこの遺跡の全容を解明し,劣化・倒壊を食い止め,国内外のより多くの人々にその歴史や文化の痕跡を紹介し,そして地域住民によって愛される文化資源となるべく活動を進めています。